2009年01月15日

フェースブック文化

数年ほど前に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の一つであるミクシについてコメントを残したことがありますが、今回はそれを遥かに上回る大勢力で米国を中心として世界の人間を繋いでいるfacebookフェースブック日本語版)について少々綴ってみます。

職場のハーバード卒の連中達が自慢げに話題にするように、フェースブックはもともとハーバード大学の学生名簿のオンライン版として2004年から学生の間で利用された無料SNSです。そこから他のアイビーリーグ、全米の大学生に広まり、現在では老若男女関係なく米国で爆発的に登録者が増加して利用されています。media pubによると毎日会員が60万人以上増えており頻繁利用者が1億4000万人を超えているそうです。

友人に誘われて一応両方で登録していますが(どちらかというと時折活動的になるものの普段はチェックさえもしない「幽霊会員」ですが)ミクシとの大きな違いは、実名や顔写真を堂々と公開しているところです。ここまでは会員ではなくてもグーグルなどの検索エンジンで誰でも簡単に閲覧できるのです。設定によっては自分の友達ネットワークの実名や顔写真まで一般に公開している多いようです。この犯罪社会、しかもサイバー犯罪が増加している中で米国人たちは堂々と公開してるのです。

高校生・大学生の若い連中だけだろうと思いきや、個人情報は守るであろうと思われる知り合いたちは年齢や職業に関係なくほぼ全員個人情報を公開しています。ミクシの場合ですと、実名の場合も稀にありますが、商業目的などではない限り個人情報は載せませんし住んでいる街や勤務先などはカモフラージュしますよね。それが、ここでは違います。実名を公表した上でペットの写真ではなく家族写真や子供の写真を載せて子供の名前も公表、勤務先のコミュニティにもしっかりと参加しているのです。実際、私の勤務先でも検索すると簡単に誰がフェースブックをやっているか一目でわかります。しかも皆さん「マイミク」のように友人としてつながっていますから。

さらには、友人同士のネットワークでつながると、現在どこにいて何をしているかなどのチャットもすべて友達同士の"Wall"(ログインすると最初に出てくるページ)上でのコミュニケーションで閲覧できます。例えば、今朝は大雪のため米国北東部の友人などは家から働いている、という最新のチャットも出ていました。

私の独断と偏見でみる限り、ミクシは出来るだけ自分を知られずに(かつ自分のネットワークを広げつつも)ネット上でコミュニケーションを楽しむのに対して、フェースブックはその名の通り(米国の高校や大学では生徒名簿を「フェースブック」と呼びます)実名、顔写真、メールアドレス、所属組織、学校名、勤務先などをしっかりと公表して実名で名乗ってこそネットワークが広がる、という違いでしょうか。

ちょうど昨日のリーガル・タブロイド誌によると、ケンタッキー大学ロースクールの学長は、就職氷河期到来ともいえる中でフェースブックの同ロースクール同窓生のコミュニティに参加して人脈を広げるように勧める内容のメールを全学生に流したとか。また、ものすごい時代になったと驚いたのは、ヤフーのテクノロジー部門ニュースによると、オーストラリアのある裁判所で、2008年12月に原告が被告に訴状を送達するにあたって当サイトを通じての送達を法的に認めたとの前代未聞のケースもありました。

日本語でご覧になりたい方は、日経ネットの記事や、シリコンバレー在住の日本人のIT関連の方によるご意見などでご覧になれます。はて、ミクシもそうなる時代が来るのでしょうか・・・。それにしても大の大人が行っている(未成年の本サイト使用による犯罪阻止問題などは別論として)「自分公表」「自分宣伝合戦」ですが犯罪の危険を感じずにはいられません。
posted by 新米ワーキングママ at 07:01| Comment(0) | TrackBack(1) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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