2008年09月24日

第2弾目の「ハリケーン」一過

ヒューストンやガルベストンは、まだまだハリケーンの復旧作業に追われていますし、ダウンダウンの道路脇や歩行者通路脇は昼間歩いていると太陽の光に反射した大量の窓ガラスの破片がダイアモンドのように照り返してきますが、街全体は徐々に「街らしさ」を取り戻してきているようです。

我が家は、ハリケーンが去った翌日の夕方に停電が復旧し、ヒューストンの大部分の市民より恵まれた生活環境をすぐに取り戻すことができました。電気が復旧して2日後くらいだったでしょうか、停電・断水が続いていたのヒューストン北部に住む親しい友人の大家族を我が家に招待してここ1週間ほど一緒に暮らしました。

友人家族は子供が4人。上は中学生から下は15ヶ月まで。男児2人と女児2人。それはそれは「フルハウス」そのものでした。子供の好きなスパゲティーやハンバーガーなどお料理をしても直ぐになくなる。エネルギーに溢れていますからお遊戯部屋の中を走り回りますし奇声も聞こえてくる。1階のおもちゃは2階のおもちゃになっており、その逆も同様。悪さをする子供たちへ叱る響く親たちの声。1週間ほど家全体がデイケアと化していました。

学校施設内の電気復旧と安全確認がとれた昨日から子供たちの学校が開校となったので、週末に大家族は帰ってゆきました。最後、子供たちはどの寝室もキレイにお片づけをしてくれました。おもちゃもキレイに整理整頓してくれていました。最後だけでもママの教育に感謝、感謝。

でも、大家族の去った後の洗濯物は素晴らしく山積みとなりました。各客室のベッド・枕シーツやブランケット、キルトなど昨日は一日中お洗濯していました。家中の絨毯も汚れていますからあのアメリカの重い掃除機でお掃除。客室バスルームもしっかりお掃除。まるでBB(「ベッド&ブレクファスト」と呼ばれるアメリカのプチ旅館:日本で言うなら山岳地の観光地などにある小さなペンション)の女将さんになったようでした。

宝物ちゃんと私たち夫婦だけとなり静けさを取り戻した我が家ですが、子供たちの元気な遊び声や笑い声、全員集合でやった毎夜の映画鑑賞などの思い出がもう懐かしく感じられています。
posted by ワーキングママ at 09:51| Comment(3) | TrackBack(0) | ハリケーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

ハリケーン「アイク」の想定損害総額は全米史上第3位

ハリケーン「アイク」が全米第4番目の大都市であるここヒューストンを直撃して、テキサス史上最悪の自然災害による被害をもたらしました。あれから1週間が経過しようとしている今朝の時点でもまだヒューストン中心部の1万世帯以上の家庭で停電が続いており復興作業が続いています。

週明けのウォール街の金融危機報道もさながら、全米版のニュースで連日ハリケーン「アイク」の被害と復興作業の様子が伝えられています。そんな中、遠く離れた日本でハリケーンの被害状況が伝えられていないようなので、この場でお伝えしてみます。

ハリケーン「アイク」の恐怖談は先日のエントリーでお伝えした通りです。

ヒューストンに上陸・直撃後、米国をゆっくりと横断して遥か約2140マイル(約3500キロ)先のカナダはケベックに至るまで複数州(オハイオ州、ペンシルバニア州、インディアナ州、ケンタッキー州、アーカンソー州、ミズーリー州など)で暴風雨による損害、停電、洪水、床下浸水、道路・空港閉鎖などの被害を及ぼしました。

インフラ設備や建物への想定損害総額は、2005年のカトリーナ(810億ドル)と1992年のアンドリュー(410億ドル)に次ぎ、米国史上第3番目に最悪の270億ドル(2.9兆円)と報告されています。

ヒューストンに上陸したときの勢力は、カテゴリー2で風速は時速110マイル(177キロ)。最大風速は時速275マイル(445キロ)に達しました。

今日の時点で公表されている死者数は全米で60名以上。その半数はテキサス州民でした。思い起こせば、金曜日の夕方に停電になる数時間前、地元のニュースで、避難命令に従わないで家に居残っている湾岸線の住民に対して、マジックで左の腕にソーシャル・セキュリティ番号を書き残しておく勧告まで出ていました。万が一亡くなってしまった場合に身元確認が迅速且つ確実に行われるようにという理由でした。

ハリケーンが去って6日が経過した昨日の時点で、テキサス州とルイジアナ州の12箇所の製油所はまだ閉鎖状態となっており、一日単位で30億バレルの製油作業に影響が出ています。その影響でガソリンの価格がさらに上昇を続け、ハリケーン「アイク」に因み「アイク・スパイク」("Ike Spike")などとも報道されています。

もう二度とこの規模のハリケーンの恐怖を味わいたくはありませんし、被害に遭いたくもないですね。

↓海岸沿いの事前事後写真
9-15.jpg
posted by ワーキングママ at 12:41| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリケーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

「ハリケーン」一過

ハリケーン「アイク」は金曜日未明から土曜日午前にかけてヒューストンを直撃しました。子供のころに実家で台風の猛威を目前にした以来の自然災害の恐怖を味わいました。

我が家は強制非難地区となっていたのですが、湾岸地帯から十分に離れていることからそのまま居ることにしました。実際、私たちの住んでいる住宅街の住人の9割がたそのまま居残っていたようです。

米国南部にお住まいでハリケーン直撃を経験された方は少ないと思いますので、恐怖感の度合いを表現するなら、乱気流に入った飛行機に丸7時間乗っていたようでした。夜中零時ごろから乱気流に差し掛かり、翌朝7時ごろまで飛行機がコントロールを失って墜落する瞬間を今か今かとドキドキしながら感じ続けてたようでした。

永遠かのように止まらない恐怖感のため心拍数が信じられないほど上がり、体は異常にほてって(停電で部屋の気温が上がったからではない)目まいがして気分が悪くなるほどでした。

暴風音は、今までに「聞いたこともない」ものでした。線路から2キロほど離れたところに住んでいたことがあるのですが、猛スピードの列車が通り過ぎて行くときのあの音に近いような暴風音でした。家の真上を列車が暴走しているような感じでしょうか。暴風と暴風雨が窓ガラスに間当たりするときの「衝撃音」は凄まじかったです。いつ窓ガラスが割れて家の中に破壊物が飛んできてもおかしくないほどの脅威でした。

「ハリケーン」一過となった昨日と本日、家族で家の周辺をドライブしたのですが、木々は半分以上根こそぎ一方方向に倒れており、建物も打撃を受けていました。信号機や交通表示は半分以上吹っ飛んでいっているか道路とは反対の方向を向いており交通状態も危険でした。

我が家の前の庭には、どなたかの家のクローゼットのドアが真っ二つに裂けて落ちていました。5軒ほど隣の家の裏庭のフェンスは全壊。

なんといっても最悪の事態は、皆さんもニュースでご覧になったようにメキシコ湾岸線の家々でした。ハリケーン後の大雨でヒューストン北部の主要高速道路は洪水により閉鎖となっており、ダウンタウンはチェースタワーの半破壊(ビルの一面の窓ガラスが割れてオフィス内のPCや家具などが吹っ飛んだのをはじめとして戦場と化しているようです。ヒューストン市内の20000人以上がまだ停電状態のようです。

お隣のルイジアナ州をいつも助けてきたテキサス州。今回はテキサスが打撃を受けました。ヒューストンがここまで打撃を受けたのは20年以上ぶりだったようです。復旧にしばらく時間がかかりそうです。

自然の脅威。もう二度と味わいたくない恐怖感でした。
posted by ワーキングママ at 10:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリケーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

熱帯低気圧の接近騒動

ここヒューストンはここ数日ちょっとした騒動がありました。

メキシコ湾から熱帯低気圧が接近中のニュースが入ったのは数日前。毎度のごとく、高速道路沿いの電子掲示板に、ガソリンを満タンにして食料を十分に確保するよう市民への呼びかけがありましたが特に気に留めず。熱帯低気圧は、何度も進路を微妙に変えながらテキサスに上陸後、勢力をかなり弱めてもはや熱帯低気圧とは呼べないほどの雨雲に変化した末、昨日ここヒューストンに直撃しました。といっても少量の雨が一日中降った程度でなんの被害も打撃もありませんでしたが。(ガルベストンあたりのメキシコ湾海岸沿いでは小型ボートなどに少々の被害はあったのかもしれませんけど。)

数年前の超大型ハリケーン「カトリーナ」の悲劇後、皆さんどうやら大げさ反応するようになったようです。もちろん日ごろから大事に備えておくのは大切ですが、勢力が衰えて少量の雨量のみ予報されているにもかかわらず大パニックになる人たちも見かけました。

お陰でダウンタウンの商業はほぼ閉鎖で、職場もほぼクローズ状態。思いがけず家でのんびりできました。
posted by ワーキングママ at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ハリケーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月28日

超大型ハリケーン「リタ」

<ブログ引越前の2005年9月の記事>

超大型ハリケーン「リタ」が週末にテキサス南部に上陸するとのこと・・。

史上最大級のハリケーンの上陸に備えて昨日辺りからヒューストン市周辺の約4百万人の住民が一斉に北上し始めています。世界中で報道されているように高速道路は前代未聞の交通渋滞。CNNのNY出身の特派員はこれほどの交通渋滞を見たことがないと言っています。本日午後ようやく反対側車線も北上できるようになったので渋滞は解消されつつものの、大多数は避難先が確保できていない状態。昨日の午後の時点でオースティン、サンアントニオ、ダラスのホテルはすべて満室と聞きましたから車内で仮眠をとることになるようです。

我が家に避難してくる予定だった家族は、8時間連続運転した後50マイルしか進まず、ガソリンがなくなりかけた為(高速沿いのガソリンスタンドはガソリン切れ)ヒューストン南部の自宅にUターンせざるをえませんでした。ヒューストンからオースティンまでは通常だと高速で3時間半で着くはずの距離です。自宅のすべての窓はベニヤ板を貼って万が一に備えているそうです。

ヒューストン市内で警察官をしている友人は、昨日出勤して約30時間以上経った今も勤務中のようです。住民が安全に避難するのを見届けるのが仕事ですからそのままヒューストンに残ることになるそうです。

ハリケーン「カトリーナ」で積極的に被災者の受け入れをしたヒューストン。ほんの数週間後に自分たちが避難をすることになるとは予期していなかったでしょう。ヒューストンの天災対策本部や役人たちもこんなにすぐに自分たちが被害者の立場になるとは予想もしていなかったでしょう。

故郷や各国に散らばっている知り合いから安全確認の問い合わせが届いています。有難うございます。オースティンは、ヒューストンの海岸沿いから300キロ以上内陸に位置していますから、豪雨になる可能性を除いては地理的にハリケーンの影響が出る確率は非常に低いのでこちらは大丈夫です。

昨日よりは勢力がやや弱まってきているようです。このまま勢力を弱めて被害を最小限に留められるように祈るばかりです。
posted by ワーキングママ at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ハリケーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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